パラオは遠いので自分でタピオカコロッケをつくった
ある日突然入った連絡。
「タピオカコロッケというものがあるらしい」
タピオカコロッケ…?
タピオカとコロッケ、私の好きなワードが二つならんでいる。
しかし聞いたことがない。
どうやらパラオ共和国に行けば食べれるらしい。
というか逆にパラオ共和国でないと食べられないらしい。
ネットで検索してもなかなかヒットしないし、日本国内でタピオカコロッケなるものを取り扱っている店を探すのは不可能だと思われる。
ならばパラオ共和国に行くしかない。
そもそもパラオってどこやねん。
調べてみると、フィリピンの近くでアジア圏らしい。
じゃあ気軽に旅行いけるやん、二泊三日くらいでぴょっと行けるやん。
くらいの気持ちで旅行サイトのツアーを確認してみると、
・観光シーズンは12〜4月
・それ以外の時期は雨季に入りスコールがやばい
・最短でも5日間のツアーしかない
無理やん。
パラオ無理やん。
そもそも
「パラオ 料理」で画像検索したら
全然おいしそうじゃないのね、ごはんが。
あかんやん、それ一番あかんやつやん。
旅行の醍醐味は現地のグルメだと言うのに、食べたいものがタピオカコロッケだけだとかなり推しが弱い。
パラオに行くのは無理だ。
けど、コロッケ狂としてはコロッケの話を振られたからには二つ返事で断れない。
こうなったらタピオカコロッケはわたしが作る。
というわけでネットで拾った数少ないレシピ情報を元に、ほぼ自己流で作ることにした。
用意するもの
乾燥のブラックタピオカ40g、男爵いも小〜中サイズ4個
あとは塩胡椒と衣に使う小麦粉と卵とパン粉だけ!
なんてシンプルなんだ。
ちなみにブラックタピオカはスーパーの製菓材料のコーナーで買える。
これを袋の裏面の表示にそって茹でてぷるんぷるんのいつものタピオカまで持っていく。
じゃがいもはレンチンしてふかして、親の仇のようにマッシャーでめちゃくちゃに潰して塩胡椒を振る。
それを先ほどのタピオカと混ぜ合わせ、丸く成形する。
あとは衣をつけて油であげ焼きにしたらかんせーい!
もうめっちゃ簡単!
ちなみにヘルシーにオリーブオイルで揚げました。
できた。
盛り付けてみる。
現地で出される盛り付け方を再現して、ケチャップとマヨネーズを添えてみた。
あらなかなかに良いじゃない。
ころん。
かわいい。
割ると、こう!
タピオカが!
タピオカが出てきましたね。
お味は
うむ、ただの芋のコロッケに、タピオカが入っている。
ただ、それだけ。
悪くはない。コロッケとして。
でもこれ、果たしてタピオカが入ってる必要はあるのか?という疑問が浮かんでくる…
やっぱあれだ、タピオカと言えばスイーツだよね。
甘くして食べたいよね。
となると改善案としては、
サツマイモ+ココナッツミルク+タピオカとか
カボチャ+クリームチーズ+タピオカみたいな
素材自体が甘いものを使ったデザートコロッケを作った方が、よりタピオカの持ち味を活かせると思う。
ふむふむ
Plan Do Seeがちゃんと完結したぞ。
あとはAct(=デザートコロッケの試作)を起こすだけなのだけど、それはまぁ追い追いやりましょうかね。
なにより今回得られた最大の収穫は、
私ってコロッケ自分で作れるんやん!!!
という発見。
今まで発狂するくらいコロッケが大好きで、コロッケフェスのためにサンダーバード乗って富山行こっかなって考えたくらいコロッケが好きなのに、
その大好きなコロッケを自分で作ることができるなんて!思いもよらなかった!
ああ、知見が広がった。
これは大きい。
これからは定期的にコロッケつくろう。
次回があるかはわからないけど気が向いたらデザートコロッケつくってみます。
現場からは取り急ぎ以上です!
おわり