まあ、別にいいけど。

出勤しながら悶々と考えている、くだらない話。

上海に行ってみて感じたこと

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「世界第2位の経済大国で一番発展してる都市を見てみたくない?」

 

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きっかけは、一年前に今の旦那から言われたその一言だったと思う。

 

 

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ここ近年は台北、香港と毎年夏になるとアジアへ旅行するのが恒例になっていたので、次はいよいよ中国本土上陸か!と思うと気持ちが高まった。

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ネットやテレビを見ていると、中国では現金を使わないスマホ決済が普及していたり、シェアサイクルの自転車が街中に溢れていると言う。
ますます楽しみになってきた。

 

しかし母親に今度は上海に行こうと思うと伝えると、

 

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「えっ!?帰って来れへんくなるで」

 

いざ行くことが決まったと伝えると、

 

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「気ぃつけや、中国は怖いとこやから…」

と、無茶苦茶ネガティブな反応が返ってきた。

 

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確かに中国と言うと私自身あまり良い印象は持っていない方だと思う。
食品を始めとした中国製品の安全面への不安は大いにあるし、反日感情が強い国に行ってどのような対応をされるのか想像できない。


でも本当に、世間一般で言われている通りなんだろうか。
まだ一度も踏み込んだことの無い国や土地に対して、メディアで見聞きした情報だけで悪い印象を持っていて良いのだろうか。

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ならば、見に行くしかない。
世界経済でメキメキと頭角を現して行く中国の都市はどんな所なのか。
なんか怖い」と言う漠然とした負の感情を払拭できるような都市であるのか。
実際行ってみないことにはわからない!

と言うわけで前振りが長くなりましたが、8月のお盆休みにたったの2泊3日だけ行ってきた上海旅行で感じたことについて書いていきたいと思います。
よくある旅行記みたいに時系列に沿って書いていくと収拾がつかなくなっちゃうので、特に印象に残ったことだけ書き出していきたいと思います。
長くなりますがどうぞお付き合いください。


●行く前に準備したこと

1.Wi-FiルータのレンタルとVPNアカウントの取得

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レンタルのWi-Fiルータはもはや海外旅行に行く時の必需品になってるかと思いますが…
中国本土に行く場合は更にそこに中国で使えるVPNが必要になってきます!

 

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VPNってなんぞと言う感じですが、中国本土は香港や台湾とは違い国によるネットの規制がある為、twitterFacebookなどのSNSは勿論、Google検索もGoogleマップも使えません。
SNSが使えないだけならまだしも、見知らぬ土地に行く際にGoogleマップほど心強い味方は居ませんよね…
そこで使えるのが、中国の規制網をかいくぐる事のできるVPNです。 

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詳しくは調べてもらったらわかると思いますが、VPNを使ってネットに繋げば外国からアクセスしているかのような擬似回線を作り出すことができ、日本にいる時と同じようにネットが利用できるわけです。
中国本土へ行く際には必須と言えますね。
ちなみに私はWi-Fiルータのレンタル時にオプションとして中国VPNを付けました。
ワイホー!を利用して3日間のレンタル料2,748円でした。参考までにどうぞ。


2.微信支付の登録とチャージ

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今回の大きなテーマの1つであったスマホ決済!
QRコードをピッと読み取るだけで支払いが済んでしまうと言う、先進的なシステムを実際に体験して見たい!
そう思って色々調べて見たんですが、どうやら支払いに使うお金をチャージする為には中国の銀行口座が必要らしい。

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そんなん作ってられっか!と諦めかけたものの、どうやら微信支付(ウィーチャットペイ)に限っては銀行口座が無くともチャージができるようなのです。 

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手順としては、まず微信(ウィーチャット)のアプリを入れてアカウントを作成、クレジットカードで本人認証を済ませます。(微信は中国版LINE、微信支付はLINEpayの様なものだと思って下さい)


この後が大事!

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ポケットチェンジという、海外旅行で余った外貨を電子マネーにチャージできる端末があるんですが、こいつを使って日本円を微信支付にチャージします。
ポケットチェンジは関西では京都駅や関空などに設置されていて、私は試しに京都駅でチャージしてみてから、出発当日に関空で追加チャージしました。
正直かなり手数料取られちゃうんで現金で外貨両替した方が絶対お得なんですが…
まあ、これは経験を積む為の手数料だと思えば…高くない。うん。

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そんなこんなで無事微信支付のチャージも完了!
実際使ってみてどうだったのか?と言うのは後に詳しく書いていきます。

  

さていよいよ出発です!
ここからは実際に旅行が始まってから感じたことを書き出していきます。 

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ネットの情報を鵜呑みにしちゃダメ


いきなりなんぞ!ですが

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海外旅行に行く前は不安がありすぎて、ついネットで色んな情報を調べてしまう私。
しかし実際行ってみたら「ネットで聞いてたんとちゃうやん!」ってなる事が多い。
例えば微信支付ですが、

「中国ではスマホ決済が当たり前!微信支付はほとんどどこでも使える!若者は現金を持ち歩かない!」

こんな文言をよく見かけるんですが、実際は空港から市内へ向かうため上海トランスラピッド(世界最速のリニアモーターカー)の乗車券を買おうとした際、いきなり微信支付が使えませんでした。

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現金しかダメと言われて、渋々外貨両替をすることに。
その後の地下鉄でも切符の購入は現金しか使えず、周囲の人も老若男女問わずガンガン現金出して購入してました。

私が見ているものがほんの一部分に過ぎないのと同じ様に、ネットで拾える情報も一部に過ぎない可能性があるので、
微信支付で全部買い物ができるんだ!じゃあ日本でチャージして現地には現金を持っていかないでおこう!」
なんて過信はしない方がいいです。

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私もうっかりそんな事しかけて、一応保険で持って行った現金で難を逃れたので、ネットの情報だけに頼るのは危ないなと思いました。
そんなわけで私のこのブログ記事も短期間で見たほんの一部分にしか過ぎないので、それを踏まえた上で読んでください!

※追記 2019年5月に再度上海に旅行に行った際は、トランスラピッドの乗車券も微信支付で購入できるようになってました!但し地下鉄はまだ使えませんでした…


微信支付のメリットとデメリット

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実際そんなに使えなかった!と書いた微信支付ですが、公共交通機関以外では結構使えます。
街中で買い物する際はほぼ利用できます。

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使えなかったのは個人経営のローカル食堂だけで、そこは支付宝(アリペイ/中国最大手の電子決済サービス)しかダメと言われました。
コンビニは現地のもの・日系ともに100%使えたし、街中の衣料品店は高確率で微信支付が利用可能なシールが貼られていました。

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現地の人は支付宝と微信支付の両方登録していて、店によって使える方で支払うやり方をしてるみたいですね。

個人的に、微信支付は外国人観光客にはかなり使い勝手の良い支払い方法だと思います。
なぜなら、
・見慣れない外国の通貨は使いづらいが、微信支付なら残高が一目でわかる
・いつ何処の店で買い物したら履歴が見れる
からです。

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普段使わない紙幣や硬貨って、パッと見ても今いくらあるなと感覚的にわかりづらいですよね。お店で支払う際もついもたついてしまいがち。

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でも微信支付であれば、残高が一目で何元と表示されるので手元にある金額が把握しやすい。

さらに支払いをした後はどこでいくらの支払いをしたかと言う通知がアプリに届くので、それが領収書がわりにもなる。

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私のように旅の思い出を逐一振り返りたくなる人にとっては、「あのお店なんて言うところだっけ?」と思い出せなくなった時に履歴を確認できるから便利です。

 

じゃあ微信支付って良いことづくめなの?
と言われると手放しで喜べない理由もあります。

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微信はアプリのトーク内容も微信支付の支払い履歴等も全て中国当局に監視されていると言われています。
LINEなどのSNSが使えない中国国内で利用可能だと言う時点で、中国当局の管理下にあるのはわかりきっていることですが…
観光で楽しむ程度の利用であれば全然問題無さそうですが、自分の情報が筒抜けになっていると思うと穏やかならぬ話ですよね。なので利用される際はその事を頭に入れてから使われる事をおすすめします。

  

現地のシェアサイクルは乗る気になれない
スマホ決済と並んで気になっていた最新のサービスが、シェアサイクル。

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シェアサイクルを簡単に説明すると、街中に停めてある該当自転車をQRコードの読み込みにより解錠し、降りたいところで降りて鍵をかければ利用終了、時間に応じて料金がクレジット払いされると言うシステムです。
レンタサイクルとは違い街中で見かけたらその場で乗って、降りたいところで乗り捨てられると言う点がとても便利です。(乗り捨てと言ってももちろん駐輪禁止場所では停めたらダメです)
なので旅先のちょっとした移動の足にも使えちゃいます。

いくつかサービスを提供している会社がありますが、その中でもofo(オフォ)と言うシェアサイクルが日本の一部にも上陸していて、今年の春に実際に和歌山に乗りに行きました。

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その時和歌山駅から和歌山城まで快適な自転車の移動をした楽しさを忘れられず、今回も本場・上海の街中を自転車で駆け巡る事を楽しみにしていました…!

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しかしいざ街中で溢れている自転車はと言うと、前かごが無かったり、チェーンが切れていたり、関係ない広告がベタベタと貼ってあったり…
お世辞にも綺麗とは言えず、正常な運転な出来そうにも無い自転車ばかり。
前かごが無くとも乗れるんだろうけど、何せ和歌山で綺麗な自転車に乗ってしまったものだから現地の自転車はあまり乗る気にならない…
しかも二人だったので、奇跡的に綺麗な自転車が二台並んで停まっているのを探してみたものの到底見つかりそうにありませんでした。

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唯一整備も整っていて割と綺麗な自転車を見つけたので、よし試しに解錠してみよう!とQRコードを読み取ろうとしました。
しかしデポジットのためクレジットカードの登録を促すような画面が出て来たため、よくわからないままデポジットの要求を飲むのは怖い…と諦めることに。

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「なんか怖い」を払拭するのがテーマであるけども、どうなるかわからないリスクを背負ってまで乗りたいと思うような自転車では無かったです。
あと和歌山と違って道幅が狭い上歩行者や車の通行量が多いので、自転車での移動は大変そうに感じました。
現地の人はめちゃofo乗って走ってましたけどね。

 

初心者は写真付きメニューのある店に行くのが無難

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私も旦那も中国語しゃべれません!
英語もてんでダメ!
なので周りの家族からはそれでよく行ったね〜と言われるくらい。
だからもちろん中国語で書かれたメニューはほぼわからない。

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でも中国って漢字表記だから大体わかるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、中国本土は簡体字と言われる字体を使っています。
ちなみに香港や台湾は繁体字
感覚からすると、日本人は繁体字の方がまだ読みやすいかと思います。

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簡体字は省略されすぎていて、時には全く違う字体になってたりするから全然わからないのです。
その上、食材を表す漢字が日本とは違う物が使われていたりして、例えば食用の卵は中華圏では蛋と書くなど、予備知識が無いとどんな料理か見当がつきません。
まだ英語が併記されていれば理解できますが、小さなローカル食堂では漢字でしか書かれていない所も多いので言葉がわからない方は写真付きメニューのあるお店に行かれる事をおすすめします。

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なんでこんなことわざわざ書くのかと言うと、1日目のお店でザ・漢字表記オンリーのお店に入り痛い目を見て、2日目はほぼ全メニュー写真付きのお店を選んで行かざるを得なくなったからです…

 
上海の人達は圧倒されるが実は優しい
メニューすらまともに読めない私達なので、街中でお店の人達との会話も一苦労。

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正直你好と謝謝以外はわからないので、その後に会話を続けられても理解できない!
そんな時に感じたのが、現地の人たちの優しさ


中国の人達って、みんな声が大きくて物凄く早口言葉で畳み掛けてくることが多い。

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だから思わず圧倒されて「怖い」と感じてしまうのだけど、実際は親切で情に厚い人達なのだと知る場面が何度もありました。

 

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現地人しか居ないようなローカル食堂でメニューが読めなくて困って居たら、お店の人が物凄い勢いでメニューをあれやこれや指差しながら勝手にオーダーしてくれたし、(人によるかもしれないけど私達はかなり助かった) 

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その時相席していた男性グループは言葉の分からない異邦人を不憫に思ったのか、心優しくも自分たちの頼んだ紅焼肉をお裾分けしてくれた。 

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コンビニで「支払い方法は?現金?」(後から思えばこう言ってたのだと思う)と聞かれた時も、

 

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理解できず黙っていたらその場にいた他のお客さんまで「こうこうこう言ってるのよ!」みたいな感じで会話に参戦して助けてくれた。
日本だと店員さんと他のお客さんとのやり取りに積極的に入って行く人は少ないと思う。対して上海の人達はその辺の垣根がないと言うか、多少お節介になろうとも困っている人がいたら自ら進んで助けに入ってくれる人が多い印象を受けました。
ちなみにそのコンビニで無事微信支付による支払いを済ませた時に

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「OK!」と言ってくれた店員さんの笑顔は今でも忘れられません。
ノンバーバルコミュニケーションで暖かい気持ちになれた良い思い出です。

  

想いを伝えるGoogle翻訳

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旅行中、Google翻訳には何度も助けられました。
伝えたい事を即座に訳してくれるので、画面を見せて指差すだけでものを伝えられてとても便利。

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ディズニーストアで「この店舗限定の商品はありますか?」と聞いた際も色々と案内して教えてもらえました。

2日目に夕飯を食べたお店では、飲み切れなかった瓶に入った石庫門(上海の紹興酒)を持ち帰って良いか聞いた時に、Google翻訳でやり取りしました。

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その際に対応してくれた店員の女の子の対応が親切だったので、帰り際にお礼が伝えたくて「親切な対応をありがとう」と画面に出して見せると

 

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「ええっ そんなことないです…////」
みたいなかなり可愛い照れた反応を返してくれました。
感謝の気持ちを伝えられる上あんな表情を拝ませてくれるGoogle翻訳様、本当に神のようなツールです。
上海だけに留まらず、海外旅行へ行かれる方はぜひご活用ください。

 


パクリブランドも進化している
中国と言えばパクリ大国。
と言うイメージを持っておられる方は沢山いると思います。
はい、もちろんあります行ってきました最新のパクリブランドのお店へ。

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その名もメイソウ(名創優品)
ここ近年ネットで取り上げられグンと知名度が上がった、「日本発・日本製ブランドと謳っているが実は全く日本とは関係のない」とんでもない雑貨店です。

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メインのロゴはユニクロ、文字のみのロゴはダイソー、そして店舗の中身は無印良品と、日本ブランドを手当たり次第につまみ食いしてる感じ。
聞いただけではなんだまた粗雑なパクリブランドかと思いがちですが、いざ行ってみると何やらただのパクリブランドでは無い様子。

生活雑貨を中心に食品も売られてるんですが、興味本位でいくつか購入したものがどれもそれなりに質が高い。

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特にこのクマやパンダのキャラクター(めっちゃ可愛い)を使ったドライフルーツとナッツの小袋詰め合わせ。
6袋入なので、中はシンプルなプラ袋に入ってるかなと思いきや、開けてみると小袋も全面イラストがプリントしてある!
その上袋の素材も質が良いものが使われている。
肝心の中身はと言うと、数種類のナッツとドライフルーツがゴロゴロ入っており、食べ応えがあって大満足でした。
この小袋をそのままばら撒き用お土産にしても良いくらい気に入ってしまいました。

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乳酸菌グミも買ってみたんですが、こちらも形の整った可愛い立体パンダのグミが入っていて、味もまあまあ美味しかったです。


他の商品も色々手に取ってみましたが変な日本語が書いてあったり粗雑な作りになっていたりする事は無く、純日本ブランドが上海に上陸したと言われても信じてしまうレベルでした。
近々日本のイオンにも出店するらしいので、見かけたら覗いてみてください。

  


上海のマクドは何かと良いぞ

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海外に行ってまでマクド?って思われるかもしれませんが、上海のマクドナルド(現地では麦当労と呼びます)は日本とはメニューもシステムと日本とは違う点が多く、行ってみる価値はかなりあります!

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まず注文・決済が全てセルフで出来てしまいます。
専用の端末でメニューを選んで電子決済(もちろん微信支付使えます)すれば、後は日本のマクドナルドと同じでモニターの呼び出し番号を確認して商品を受け取るだけ。
人手は要らないし効率良いし、何より目の前でクルーを待たせているプレッシャーの中メニューを選ばなくて済むし、みんなストレスフリー!
全部の店舗が導入しているわけではないものの、街中の店舗はほぼセルフ端末が置いてありました。

メニューも日本には無いオリジナルのものが多数あります。

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朝マックなど顕著で、中華圏の朝ご飯ではお馴染みのお粥や油条(揚げパン)、温かい豆漿などのラインナップを取り揃えています。
そして個人的に大ヒットだったのが、

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金拱门布丁口味那么大圆筒!
て、なんやねんと言う感じですが、つまりはプリン味のソフトクリームで、そこにチュロスがささってます!
とにかく食べてみてとしか言えないんですが、冷たいプリン味のソフトクリームをチュロスでディップして食べるとも〜う、美味しくて美味しくて。
どうしてこれが上海マックの限定なの?お粥や油条は上海限定で良いけど、なんでこの子は日本に来ないの?と不思議でたまらない。
もしかしたらこれから上陸する予定なのでしょうか。日本マクドナルドさん、ぜひ日本国内での販売を検討お願いします。

 

あとひとつだけ気になることが…
浦東国際空港の麦当労でタピオカミルクティーなるものを頼んだんですが、なんか味がどうも、日本や台北で飲んだものとは違っていました。

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漢方っぽい独特な苦味と言うか、ピーマンを煎じて入れたような、何とも形容し難い味。
もしかしてただのタピオカミルクティーではなく◯◯風味とか言う、上海オリジナルの飲み物かしら?と思って領収書を確認・Google翻訳にかけてみたもののどうやら純粋なタピオカミルクティーらしい。
不味くはないが謎が残る味だったので、もしかしてもしかすると何か混入していたのか?それともオリジナルでこの味なのか?本気で気になっています。でも調べようが無い。
なのでこの件について何か知っている方が居れば情報求めます。

 


コンビニお菓子が普通に美味い
中国は食品の安全性が不安…と最初の方で触れましたが、
コンビニで売ってるお菓子、めっちゃ美味いです。
安全性がどうかはさて置き、微信支付を試してみるつもりで買ったチョコバーが美味しかったのを皮切りに、次々と色んな現地のお菓子を買って食べてみました。
結果、どれも美味しい!
いくつか紹介すると、


・脆香米

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スニッカーズでお馴染みのアメリカのマース社が中国向けに販売しているチョコバーらしいです。
これの、青海苔とか言うほんまかいな!と言う商品を見つけたので、面白半分で買ってみたんですが…
これが意外と美味しいんです!
ホワイトチョコベースのチョコの甘みの後に、ほのかに香る磯の風味。
抹茶とは違う海の物の風味が感じられるんですが、不思議とチョコと混ざり合って違和感の無い仕上がりになっています。
こんなん他社製品でも日本では類を見ないので、中国に行かれた際はぜひチャレンジして見てください。

 

・百醇(pejoy/プジョイ)

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格力高、つまりはグリコが販売している商品です。
見た目は正直トッポにそっくり!最初はこれトッポじゃないの?と思ったけど出してるのはグリコなのであくまでポッキー・プリッツと並ぶ第三のブランドのようです。
食べた感じでは、トッポよりもプレッツェル生地の主張が弱めで、チョコ部分の風味が強いです。
なのでチョコレート好きにはたまらないおいしさ。
特にレモンタルト味がイチ押し。
と言っても、残念ながら日本では販売されてないので中国に行って買うしかないのですが…

 

・大白兎

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上海土産の定番中の定番のようで、上海土産で調べたら真っ先に出て来るので試しに買って見ました。
正しくは大白兎奶糖・英名はホワイトラビットキャンディ、要はミルクキャンディです。
食べた感じは不二家のミルキーをマイルドにした味で、ミルキーほど硬くないので歯の詰め物が取れる心配はなさそう…

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そしてこのキャンディの感動したところが、一粒ずつちゃんとオブラートが巻かれていること!
この手のソフトキャンディって暑くなると溶けて、包装紙にベチャッとくっついて剥がれなくなるんですけど、それを防ぐためにちゃんと包装紙との間にオブラートを挟んでくれる細やかな心遣い!
中国製品だからと言って侮れない大白兎奶糖、コンビニ・スーパー・空港とどこでも売ってるのでばら撒き用お土産におすすめです。

  


で、結局中国は怖いところだったのか
なんやかんやと長たらしく旅行記を書き殴ってきましたが、結局のところ中国は怖いところだったのか?

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結論から言うと、観光で行くには全然怖くなかったです。
中国政府の監視が厳しい為、反政府的な行動を取れば厳しく取り締まりを受けることになりますが、純粋に上海のグルメを楽しんだり観光名所を巡るだけなら他の国に行くのと何ら変わりありません。
むしろ街中公安のパトカーが走っていて地下鉄の入り口で毎回手荷物検査を行うほど厳重な警備がなされているので、テロや市民による犯罪が発生しにくいと感じました。
あと反日のイメージがありますが、日本人だからと言って不遇な扱いをされることは一度もなかったです。

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食品の安全性はどうだったのかと言うと、現地で食事をしてお腹を下したり体調を崩すことは一度もありませんでした。
旦那だけ唯一、牛乳の飲み過ぎで腹ピーピーになってましたけど。
それは日本で飲んでも同じことになってたので国は関係ないですね。

 

行ってみないとわからない上海、中国本土。
振り返ってみれば、驚いたり感動することの方が多かったです。

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中国ってこんなに進んでるんだ、こんなに質の良いものが提供されるんだ、と言うポジティブな驚きが多く、上海の印象が悪くなることはほとんどなかったです。
私の見たもの・体験したことは一部に過ぎないので、きっと他の人が旅行に行けば全然違う印象を受けるかもしれません。
だからこそ、ちょっとでも上海のことが気になったらぜひ行って見てください。

 

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上海だけでなく、興味がある国や都市には行けるうちに出来るだけたくさん行って見てください。きっとこれまでのイメージが変わって、新しい世界が開けるかもしれません。
長たらしいブログを最後まで読んでくれたそこのあなたも、良い旅に出られることを祈っています。

 

おわり

 

※このブログに書かれている内容は2018年8月時点のものです。今後実状が変わる物事が多々あるかと思いますのでご了承ください。

 

 

食べたものについてはこちらをどうぞ。